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●詩、小説●
2024-09-07 03:04:35バーチャル学校vol2 10
作 林柚希
次の日。僕は、土曜日のだったので、ラッキーとばかりにぐっすり眠った。
「おはよう。」それでも、まだ眠い目をこすって僕はお母さんに挨拶した。
「おはよう、って。もう昼前よ。」お母さんは呆れて言った。
「でも、昨日から深夜にかけて、僕さ…。」僕が言いかけたら、すかさず。
「ああ、もうわかったから。とりあえず顔を洗ってらっしゃい。」たたみかけるようにお母さんに言われた。
「はーい。」仕方なく、とたとたと洗面所に向かった。
お母さんはその間に、(僕にとっては)朝食の支度をしてくれた。
トーストに色んなペーストをしてサラダと一緒に食べる。ミルクもついていた。
最近のお気に入りは、りんごバターだ。親戚が送ってくれたらしい。
トーストにりんごバターを塗るとバターの風味と優しいりんごの甘味がする。
「お母さん。今日ねワンダリング先生呼べないかな。」僕はトーストをかじりながら言った。
「そうね。私たちも情報収集していたから。呼んでみるわね。」だけど、と続けてお母さん言った。「先生も休みでしょうから。来るかわからないわよ。」
「ん。了解。」僕は、ミルクを飲み干すと、「ごちそうさま。」と言って自室に戻った。
ばたん。
自室で、自分の椅子に座ると昨日の冒険を思い出す。正直あんな目に合うとは思わなかったな。リーブスとメープルという今考えると、ドワーフなんて物語の種族の人と知り合うなんてすごいよな~。…、あと、なんだっけ?
(トゥルー?…聞こえる?)心の通信だ。
(聞こえてるよ?おはよう、ケー。)僕は言った。
(おはよう、って昼過ぎだよ、もう。)ケーもお母さんのように言った。
(呆れてる?だって昨日大変だったでしょ~。)僕は弁明したくなった。
(ま、いいから。)ケーはたしなめた。
(それでね、昨日のおさらいなんだけどね。)僕が言った。
(そうそう、私は親にそんなに怒られることなかったよ。)一応ね、とケーは言った。
(あ、良かったよ。ちょっぴり心配だったからさ。)僕は昨日のことを思い出しながら言った。
(本題に入るけどね、…校長のことでしょ?)ケーは言った。
(そうだよ、忘れるところだった。奴、どこにいるんだろう?)僕は謎だらけだ。
(ワタシハ、ココニイル!)謎のしゃがれ声だ!
(誰だ!)僕とケーは同時に言った。
(キャー!!)ケーが叫んだ!
「トゥルー!」すぐにドアが開いて、お母さんが入ってきた。
僕は、ビクーっとした。
「お、お母さん?」
「すぐテレポートするわよ!」お母さんが近づいて、僕の腕を取った。
お母さんは呪文を唱え、一緒にテレポートした。
そこは、様々な女の子らしい小物の置いてある部屋だった。
そうだ、ケーの部屋じゃないか!何度か、遊びに行ったことがあった。
「ケー!、ケー!」僕は叫び倒した。
「トゥルー!」ケーがこちらに腕を伸ばしている。片方の腕は、暗闇に吸い込まれ、ごつい腕に引っ張られている。
「トゥルー、たすけ、て。」ケーも必死だ。
僕は火球の呪文をその邪悪な腕に向かって言った。
ひゅう、っと音がして火球が邪悪な腕に当たった!思わずその腕は、ケーを離した。
「トゥルー!」思わずケーは僕の胸に飛び込んできた。
「大丈夫か、ケー!」僕はケーの顔を見ようと首を下の方にひねった。
「だ、大丈夫。」ケーはガクガクブルブルと身体を震わせている。
「死滅せよ。」お母さんは呪文を唱えると、その邪悪な腕は、ぎゃあっと叫んで消滅したようだった。
「フフフ。オマエタチヲ、ミツケタゾ。地下迷宮デマッテイル。」ハハハハハ。と笑い声が部屋中に響き、暗闇と一緒に消えた。
「お前なんか、怖くないぞ!」僕は思わず言っていた。行ってやろうじゃないか!
「トゥルー、怖かった…。」ケーは青ざめていた。
「ケーちゃん、ウチにいらっしゃい。トゥルーと一緒に守るから、安心してね。」お母さんは、優しい声で言うと周囲を見回して、思わず座り込んでいた。
時間が少し経ち、ケーが落ち着くと、ケーは荷物の準備をして、一緒にテレポートで僕の家に来た。
ケーの家族は外出中だったので、書置きのメモを残しておいたのだった。
この作品は、どこにも投稿していません。
いわばおろしたての作品でしょうね。
最後まで載せますので、どうぞ楽しんでくださいね。
物語の初めは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-01
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-02
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-03
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-04
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-05
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-06
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-07
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-08
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-09
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-10
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-11
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-12
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-13
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-14
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-15
物語の終りは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-16
次の日。僕は、土曜日のだったので、ラッキーとばかりにぐっすり眠った。
「おはよう。」それでも、まだ眠い目をこすって僕はお母さんに挨拶した。
「おはよう、って。もう昼前よ。」お母さんは呆れて言った。
「でも、昨日から深夜にかけて、僕さ…。」僕が言いかけたら、すかさず。
「ああ、もうわかったから。とりあえず顔を洗ってらっしゃい。」たたみかけるようにお母さんに言われた。
「はーい。」仕方なく、とたとたと洗面所に向かった。
お母さんはその間に、(僕にとっては)朝食の支度をしてくれた。
トーストに色んなペーストをしてサラダと一緒に食べる。ミルクもついていた。
最近のお気に入りは、りんごバターだ。親戚が送ってくれたらしい。
トーストにりんごバターを塗るとバターの風味と優しいりんごの甘味がする。
「お母さん。今日ねワンダリング先生呼べないかな。」僕はトーストをかじりながら言った。
「そうね。私たちも情報収集していたから。呼んでみるわね。」だけど、と続けてお母さん言った。「先生も休みでしょうから。来るかわからないわよ。」
「ん。了解。」僕は、ミルクを飲み干すと、「ごちそうさま。」と言って自室に戻った。
ばたん。
自室で、自分の椅子に座ると昨日の冒険を思い出す。正直あんな目に合うとは思わなかったな。リーブスとメープルという今考えると、ドワーフなんて物語の種族の人と知り合うなんてすごいよな~。…、あと、なんだっけ?
(トゥルー?…聞こえる?)心の通信だ。
(聞こえてるよ?おはよう、ケー。)僕は言った。
(おはよう、って昼過ぎだよ、もう。)ケーもお母さんのように言った。
(呆れてる?だって昨日大変だったでしょ~。)僕は弁明したくなった。
(ま、いいから。)ケーはたしなめた。
(それでね、昨日のおさらいなんだけどね。)僕が言った。
(そうそう、私は親にそんなに怒られることなかったよ。)一応ね、とケーは言った。
(あ、良かったよ。ちょっぴり心配だったからさ。)僕は昨日のことを思い出しながら言った。
(本題に入るけどね、…校長のことでしょ?)ケーは言った。
(そうだよ、忘れるところだった。奴、どこにいるんだろう?)僕は謎だらけだ。
(ワタシハ、ココニイル!)謎のしゃがれ声だ!
(誰だ!)僕とケーは同時に言った。
(キャー!!)ケーが叫んだ!
「トゥルー!」すぐにドアが開いて、お母さんが入ってきた。
僕は、ビクーっとした。
「お、お母さん?」
「すぐテレポートするわよ!」お母さんが近づいて、僕の腕を取った。
お母さんは呪文を唱え、一緒にテレポートした。
そこは、様々な女の子らしい小物の置いてある部屋だった。
そうだ、ケーの部屋じゃないか!何度か、遊びに行ったことがあった。
「ケー!、ケー!」僕は叫び倒した。
「トゥルー!」ケーがこちらに腕を伸ばしている。片方の腕は、暗闇に吸い込まれ、ごつい腕に引っ張られている。
「トゥルー、たすけ、て。」ケーも必死だ。
僕は火球の呪文をその邪悪な腕に向かって言った。
ひゅう、っと音がして火球が邪悪な腕に当たった!思わずその腕は、ケーを離した。
「トゥルー!」思わずケーは僕の胸に飛び込んできた。
「大丈夫か、ケー!」僕はケーの顔を見ようと首を下の方にひねった。
「だ、大丈夫。」ケーはガクガクブルブルと身体を震わせている。
「死滅せよ。」お母さんは呪文を唱えると、その邪悪な腕は、ぎゃあっと叫んで消滅したようだった。
「フフフ。オマエタチヲ、ミツケタゾ。地下迷宮デマッテイル。」ハハハハハ。と笑い声が部屋中に響き、暗闇と一緒に消えた。
「お前なんか、怖くないぞ!」僕は思わず言っていた。行ってやろうじゃないか!
「トゥルー、怖かった…。」ケーは青ざめていた。
「ケーちゃん、ウチにいらっしゃい。トゥルーと一緒に守るから、安心してね。」お母さんは、優しい声で言うと周囲を見回して、思わず座り込んでいた。
時間が少し経ち、ケーが落ち着くと、ケーは荷物の準備をして、一緒にテレポートで僕の家に来た。
ケーの家族は外出中だったので、書置きのメモを残しておいたのだった。
この作品は、どこにも投稿していません。
いわばおろしたての作品でしょうね。
最後まで載せますので、どうぞ楽しんでくださいね。
物語の初めは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-01
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-02
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-03
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-04
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-05
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-06
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-07
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-08
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-09
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-10
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-11
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-12
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-13
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-14
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-15
物語の終りは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-16
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