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●詩、小説●
2024-08-30 01:06:29バーチャル学校vol2 03
作 林柚希
リーブス「迷宮探検まで腹ごしらえしようよ。」
そういえば、僕トゥルーもケーもお腹ペコペコだ。
僕「でも僕たちはお金持ってなくて。どうしたらいい?」
ケー「私もお金持っていないなぁ。」
ぐるるる。きゅ~。2人ともお腹が自己主張している。
ケー「お菓子なら持っているけど、これと交換てどうかな?」
リーブス「僕たちは物々交換もやるよ。どんなお菓子?」
ケーはリュックからお菓子を取り出すと、クッキー缶を皆に見せた。
僕「美味そうだね~。」
リーブスは、可愛らしくカボチャやお化けの姿をしているクッキーをいたくお気に召した様子だった。
リーブス「このクッキー缶丸ごとくれないかい?そうしたらお昼ご飯と交換するよ。君たち二人分をね!」
僕「そうしようか、ケー?」僕はお腹が空き過ぎてまいりそうだ。
ケー「そうだね。いいよ。」仕方ないと肩をすくめている。
ケーはクッキー缶をリーブスに渡すと、「美味しい食事に交換してね!」と言った。
リーブスは、クッキー缶を受け取ると、2人を村の木に案内した。
リーブス「改めまして。ツリー村へようこそ!」
ツリー村へ踏み込むと、ひと言で言えば木でできた世界だ。
足元の木のプレートを縄で固定して道を作ってある。
その木のプレートに足を乗せるようにして進んでいくと、木の枝にログハウスのような小さな家があった。
そこの扉の前に立つと、ウォッホン、とリーブスが咳払いをして言った。
「メープル、いる?」
「いるよ!」家の中から元気な女性、というより女の子の声がしてバタンと戸が開いた。
「どうしたの、リーブス?」メープルは後ろの僕たちを見て、またリーブスに向き合うと行った。
「誰、お客さんなの?」
リーブス「お客さんだよ、人間なんだけどね。」
リーブスはクッキー缶をメイプルに渡すと、また言った。
「これと交換にね、美味しい食事を出してあげたいんだ。メイプルに、お願いしたいんだけど、いいかな。」
メープル「そうなのね。わかった。お料理するから中入ってね。どうぞ。」
キィ、と木の扉を開けると、3人は順番にリーブス、ケー、僕の順に入っていった。
部屋の中は、木のいい香りが漂っている。
様々な飾り付けがあって、窓のふちを幾何学模様で彩っている。
僕とケーは我に返ると「可愛い家ですね。」とそれぞれ褒めると自己紹介した。
「このお菓子、可愛いわね。」メープルは凄く気に入った様子だ。
「じゃ、お料理の支度をするから、ちょっと待っててね。」
メープルはそういうと、キッチンらしき場所に行った。
ケーは「お手伝いしましょうか?」と言うと。
奥からメープルが「運ぶのを手伝ってもらえるかしら?」と返事をした。
「了解。手伝いますね。」と言うと、キッチンに行った。
しばらくして、部屋中に何とも言えない、いい香りが漂い始めた。
僕、トゥルーのお腹は最高潮に鳴っている。
すると、メープルさんとケーがトレイに食事を乗せて持ってきた。
テーブルの上に乗せた食事を見て、僕は一刻も早く食べたくなった。
まず、キノコのクリームスープ、だと思う。ドワーフの世界でも同じなのかわからないけど。
それと、切ったトマトにチーズとレタス?が乗っているトースト。
それから、サラダ。
「クッキー缶との交換だとこんなところかしらね。」メープルが言った。
「さぁ、召し上がれ。」リーブスが言った。
「んぐんぐ。」「シャリシャリ。」「ごくごく。」「パクッ。」
もう、凄く美味しい食事で、ケーも僕もがっついて食べて、ひとことも口にしない。
その様子に、リーブスもメープルも驚いて、「ゆっくり食べていいのよ?」とちょっと心配げに、メープルが言った。
そして、ひと通り食べ終えて、ミルクティーをごちそうになった時に、僕とケーで、
「美味かったね~。」「美味しかったよね~。」と言い合っていた。
もちろん、メープルとリーブスには「ごちそうさまでした。」と言うのは忘れなかった。
ケーとメープルはすっかり仲良くなったみたいで、クッキーの焼き方の話をしている。
そして、本題の迷宮探検の話を始めたのだった。
この作品は、どこにも投稿していません。
いわばおろしたての作品でしょうね。
最後まで載せますので、どうぞ楽しんでくださいね。
物語の初めは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-01
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-02
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-03
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-04
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-05
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-06
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-07
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-08
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-09
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-10
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-11
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-12
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-13
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-14
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-15
物語の終りは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-16
リーブス「迷宮探検まで腹ごしらえしようよ。」
そういえば、僕トゥルーもケーもお腹ペコペコだ。
僕「でも僕たちはお金持ってなくて。どうしたらいい?」
ケー「私もお金持っていないなぁ。」
ぐるるる。きゅ~。2人ともお腹が自己主張している。
ケー「お菓子なら持っているけど、これと交換てどうかな?」
リーブス「僕たちは物々交換もやるよ。どんなお菓子?」
ケーはリュックからお菓子を取り出すと、クッキー缶を皆に見せた。
僕「美味そうだね~。」
リーブスは、可愛らしくカボチャやお化けの姿をしているクッキーをいたくお気に召した様子だった。
リーブス「このクッキー缶丸ごとくれないかい?そうしたらお昼ご飯と交換するよ。君たち二人分をね!」
僕「そうしようか、ケー?」僕はお腹が空き過ぎてまいりそうだ。
ケー「そうだね。いいよ。」仕方ないと肩をすくめている。
ケーはクッキー缶をリーブスに渡すと、「美味しい食事に交換してね!」と言った。
リーブスは、クッキー缶を受け取ると、2人を村の木に案内した。
リーブス「改めまして。ツリー村へようこそ!」
ツリー村へ踏み込むと、ひと言で言えば木でできた世界だ。
足元の木のプレートを縄で固定して道を作ってある。
その木のプレートに足を乗せるようにして進んでいくと、木の枝にログハウスのような小さな家があった。
そこの扉の前に立つと、ウォッホン、とリーブスが咳払いをして言った。
「メープル、いる?」
「いるよ!」家の中から元気な女性、というより女の子の声がしてバタンと戸が開いた。
「どうしたの、リーブス?」メープルは後ろの僕たちを見て、またリーブスに向き合うと行った。
「誰、お客さんなの?」
リーブス「お客さんだよ、人間なんだけどね。」
リーブスはクッキー缶をメイプルに渡すと、また言った。
「これと交換にね、美味しい食事を出してあげたいんだ。メイプルに、お願いしたいんだけど、いいかな。」
メープル「そうなのね。わかった。お料理するから中入ってね。どうぞ。」
キィ、と木の扉を開けると、3人は順番にリーブス、ケー、僕の順に入っていった。
部屋の中は、木のいい香りが漂っている。
様々な飾り付けがあって、窓のふちを幾何学模様で彩っている。
僕とケーは我に返ると「可愛い家ですね。」とそれぞれ褒めると自己紹介した。
「このお菓子、可愛いわね。」メープルは凄く気に入った様子だ。
「じゃ、お料理の支度をするから、ちょっと待っててね。」
メープルはそういうと、キッチンらしき場所に行った。
ケーは「お手伝いしましょうか?」と言うと。
奥からメープルが「運ぶのを手伝ってもらえるかしら?」と返事をした。
「了解。手伝いますね。」と言うと、キッチンに行った。
しばらくして、部屋中に何とも言えない、いい香りが漂い始めた。
僕、トゥルーのお腹は最高潮に鳴っている。
すると、メープルさんとケーがトレイに食事を乗せて持ってきた。
テーブルの上に乗せた食事を見て、僕は一刻も早く食べたくなった。
まず、キノコのクリームスープ、だと思う。ドワーフの世界でも同じなのかわからないけど。
それと、切ったトマトにチーズとレタス?が乗っているトースト。
それから、サラダ。
「クッキー缶との交換だとこんなところかしらね。」メープルが言った。
「さぁ、召し上がれ。」リーブスが言った。
「んぐんぐ。」「シャリシャリ。」「ごくごく。」「パクッ。」
もう、凄く美味しい食事で、ケーも僕もがっついて食べて、ひとことも口にしない。
その様子に、リーブスもメープルも驚いて、「ゆっくり食べていいのよ?」とちょっと心配げに、メープルが言った。
そして、ひと通り食べ終えて、ミルクティーをごちそうになった時に、僕とケーで、
「美味かったね~。」「美味しかったよね~。」と言い合っていた。
もちろん、メープルとリーブスには「ごちそうさまでした。」と言うのは忘れなかった。
ケーとメープルはすっかり仲良くなったみたいで、クッキーの焼き方の話をしている。
そして、本題の迷宮探検の話を始めたのだった。
この作品は、どこにも投稿していません。
いわばおろしたての作品でしょうね。
最後まで載せますので、どうぞ楽しんでくださいね。
物語の初めは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-01
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-02
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-03
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-04
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-05
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-06
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-07
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-08
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-09
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-10
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-11
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-12
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-13
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校vol2-14
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バーチャル学校vol2-15
物語の終りは、こちらになります。
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