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●雑記●

2022-12-09 16:43:54

映画:すずめの戸締り


(c)「すずめの戸締り」制作委員会

すずめの戸締まりは、怪獣映画のようだ、と思った。
怪獣が出没したら、それを退治するように。
でも、ただの怪獣映画じゃなくて、そこに架空の神話を盛り込んである。
だから、独自性があって面白いと思う。
それに、「すずめ」が「戸締まり」をするという、手垢のついていない、最初のインパクトがまた面白いと思う。
それは、雀が小さなドアを「戸締まり」するのかな、と私はイメージしたりした。
すずめは、雀ではなく鈴芽という名前の女子高生だったが。
また、すずめの名字が岩戸だったので、日本神話の天の岩戸伝説から、拝借したのだろうか、または、戸=ドア、をイメージさせたかったのかな、とも思う。
それから、「閉じ師」の宗像草太、の宗像という名字からは、像=容れ物、つまり映画では、草太は子供用の椅子にさせられたり、怪獣を封印する要(かなめ)にさせられたりした。それらをイメージしているように思えてならない。
そして、なんといっても全編で5日間で日本を九州から東北まで横断する、ロードムービーでもあったりする。
その旅は、不安と緊張が何処かにありながら、楽しくもあり、ダイジンにいいように翻弄される主人公達の怒りを感じるものでもあったと思う。
だが、旅の終わりに、本当の事がわかる。
色々な意味で。
東京で草太の日常がわかったり、東北ですずめの幼い頃の本当が判明したり。
旅は、自己の発見と成長があるように思う。
最後に、すずめの恋愛映画でもあることを書いておきたい。
この映画は、色んな側面をもっていると思う。
まだ、見てない方は、是非とも、ご覧になっていただきたいと思います。


出典「映画 すずめの戸締り
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