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●雑記●
2022-06-14 02:57:10驚異のメモ術:ツェッテルカステン
皆さんは日頃、メモを取ることはなさっているのでしょうか。
メモをよく取る方は、「ツェッテルカステン」というメモ術を試してはいかがでしょう。
そんなサイトを見つけましたので、メモを貼りつけたいと思います。
Niklas Luhmann(ニクラス・ルーマン)というドイツの社会学者は、メモにとったアイデアや情報を十分に活かし、クオリティの高い本や学術論文を大量に発表したそうです。その背景には、ツェッテルカステンと呼ばれるメモ術が存在したのだとか。今回は、そのツェッテルカステンの基本的なやり方を紹介したいと思います。
ツェッテルカステン(Zettelkasten)とは、単一のアイデアや情報が書かれた個別のインデックスカード(標準サイズにカットされた紙)で、情報ネットワークを広げながら管理していくメモ術のことです。
Zettelkasten はドイツ語で、英語の slip box を意味する言葉なのだとか。slip は英語で伝票など「小さな紙」を意味します。
このメモ術は長くアナログ形式で行なわれてきましたが、現代では既存のアプリや、ツェッテルカステン用に開発されたソフトウェアを使用するなど、デジタル形式で行なわれているそうです。
*ツェッテルカステンの特徴は、脳の神経細胞によく似ていること
従来のツェッテルカステンの大きな特徴は、「単一のアイデアや情報が書かれた数多くのメモで構成されている」ことと、「メモどうしがリンクしている」ことです。アナログの場合のリンクは、それぞれのメモに数字、文字、記号などの識別子をつけて行ないます。
だからこそツェッテルカステンは、脳の神経細胞によく似ているのです。
東洋大学生命科学部教授の児島伸彦氏によると、私たちの脳内ではニューロン(神経細胞)がシナプスという結合部分を介してつながり、ネットワークをつくって情報を伝達しているそうです。このシナプスのつながりが強ければ記憶がしっかりと保たれ、シナプスのつながりが弱ければ、記憶が消え去ってしまうとのこと。
実際に Luhmann 氏も、ツェッテルカステンにおいて「ネットワークに接続されていないメモは忘れ去られる」と述べたそうです。
*すぐ始められる、ツェッテルカステンのやり方
博士号をもつ漫画家・ライターの David B. Clear 氏によると、アナログなツェッテルカステンなら、「ペン」と「(自分にとって)適切なサイズにカットされた紙」「その紙を入れておくもの」さえあれば、すぐに始められるとのこと。
たとえば100円ショップでも買えるシンプルなメモ帳や、スタック形式の小物ケースでも、空いている引き出しのなかに分類しておくかたちでもいいわけです。そこで筆者もアナログ形式でやってみることにしました。 付箋はくっついて紛失しそうなので手持ちのメモ帳を使います。
Clear 氏いわく、ツェッテルカステンは知識を管理でき、記憶を拡張し、アイデアどうしをつなげ、アウトプットを増やす驚異的なツールとのこと。ただし、それらを最大限に生かすには次の原則に従う必要があるそうです。
- カード1枚につき1アイデア(焦点がブレない)
- カード1枚で完結(そうすればリンクも入れ替えも自由自在)
- 必ずほかのカードとリンク(脳神経細胞と同じくネットワークに接続されていなければ忘れ去られる)
- リンクの意味を注釈しておく(見直したときに思い出せる)
- 必ず自分の言葉で書く(自分の言葉ならいつでも内容を理解しやすい)
- 参考文献を残しておく(盗用防止および原点回帰ができる)
- 自分の意見があれば書き加えておく
- どのカテゴリに入るかなど気にする必要なし
- リンクが無作為になったら説明用のカードも追加(混乱しないように)
- アイデアがまとまりそうになったら、その流れを記したカードを作成
- カードを削除しない(どう思考が展開したかわからなくなるから)
- 恐れずにカードを追加する
メモはここまで。
アナログがイマイチな人でも、アプリやデータベースなどでツェッテルカステンを実践できるのではないでしょうか?
それでは。
出典「STUDY HACKER 天才社会学者がやっていた。大量アウトプットを可能にする驚異のメモ術「ツェッテルカステン」って知ってる?」
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